
「もったいない」を「お得」に。マーケティング会社が挑む、廃棄ロス削減への熱い想い
廃棄ロスをなくしたい、その原点は「現場の声」
私たちが「買っトク!」というECサイトを立ち上げたきっかけは、マーケティング支援で取引のあるメーカー様の「困りごと」でした。
主軸事業である「店頭フィールドラウンダー」として全国の店舗を巡る中で、メーカーの倉庫には、まだ使える商品が大量に余っているという現実を目の当たりにしました。パッケージ変更で販売できなくなった商品、少しの傷で弾かれてしまう商品。これらが捨てられていく現状に、大きな「もったいない」という気持ちが湧き上がりました。
同時に、物価高騰で家計が厳しくなっているという、私たちのサービスを支えてくれるキャストさんたちの声も耳にしました。この「メーカーさんの困りごと」と「消費者の方の困りごと」をうまく結びつけることで、社会的な課題を解決できないか。
その想いから、メーカーの余剰在庫をお得に販売するECサイト「買っトク!」は生まれました。
「Ponta」との協業がもたらした、想いの拡大
しかし、当初は会員限定のクローズドサイトだったため、会員数が伸びず、十分な販売力がありませんでした。
メーカー様からお預かりした何万個もの在庫に対し、私たちが買い取れるのはわずか100個程度。「これでは本当に課題解決になっていないのでは」という疑念を抱いたとき、協業の可能性が浮かびました。
私たちの課題解決への想いを共有できたのが、提携関係にあった株式会社ロイヤリティマーケティング様でした。
Pontaが持つ1億人を超える会員基盤と、私たちのサービスが結びつくことで、「買っトク!Ponta」は一気に広がり、メーカー様の在庫をより多く引き取ることが可能になりました。
この協業は、私たちが抱いていた「廃棄ロスをなくしたい」という想いを、より大きな規模で実現するための大きな一歩となったのです。
「お得」を通じて、誰もがSDGsに貢献できる未来へ
「買っトク!Ponta」で私たちが大切にしているのは、「ふつうに買い物する感覚」です。
余剰在庫だからといって、まとめ買いを強制するのではなく、リップスティック1本からでも気軽に買えるようにしています。
また、コスメや日用品など、食品以外の商品も幅広く扱うことで、ユーザーは選ぶ楽しさを感じながら買い物を楽しめます。
こうして、消費者は「お得に買い物ができた」と感じ、企業は「廃棄ロスが減った」と喜ぶ。そしてその結果、社会全体で廃棄物が削減される。誰もが損をしない「三方よし」の仕組みこそが、私たちの理想とするビジネスです。
今後は、EC事業をさらに拡大させながら、主軸のラウンダー事業やレシートデータ事業と連携することで、
メーカー様の販売計画から余剰在庫の対応までを一気通貫で支援できる体制を整えていきたいと考えています。
「買っトク!Ponta」は、単なるECサイトではありません。誰もが日々の「お得」な買い物を通じて、自然と社会貢献ができる。
そんな持続可能な消費の未来を創造する、私たちの熱い想いが詰まったサービスです。